代表者挨拶

代表 小早川 明德

令和5年(2023) 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
我が国日本は、大東亜戦争の終戦以来、一度は世界に冠たる経済復興を遂げ、生活環境は急速に改善し向上、先進国の模範として君臨しましたが、その後、慢心と油断、教育の反国家的無国籍化と誤った表層的平等化が精神的な根腐れ現象を惹起し、戦後77年を経て、若者の自己肯定感の喪失に象徴される‘’日本人の誇り‘’の喪失も頂点に達した感がします。

それもそのはず、戦中派を入れると、この影響は、まさに、幼少年から高齢者まで全世代に及び、その間の、産業的、教育的のみならず、科学技術の開発力、高大生の世界ランキングでの凋落、コロナ災禍で露呈した医療・薬科の対応能力の著しい低下は、戦後、米国の占領下の我が国にあって習慣化し潜在化していった、政治、行政における国策・諸施策の歪みや間違いを露呈、今もって、‘’産み出す事‘’なき主体性のない‘’打出の小槌‘’的な「無節操な配分」に終始しています。

わが国の政治は、与党間の‘’利害得失優先‘’、‘’政治理念や価値観の放棄‘’も目に余る状況で、野党の‘’些事‘’対応の国会に明け暮れ、独立国日本の「国家の大事」を忘れた待ったなしの状態で、崖っぷちでの対応を迫られている現状であります。負け続けの日本で残されている戦略で待たれるのは、我が国に培われた「日本の歴史・文化の自覚」を堅持した政策と、それらの内外への発信による日本人の「誇りの回復」であり、それは何より、我が国のリーダーたちに‘’思想哲学の回復‘’として求められるものであります。

 

そんな中で、「激動」・「混沌」・「超速」を実感した年は明けました。 皆様のおかげで、AIE地域企業連合会は、 新たな‘’舞台文化‘’の価値創造の試み、‘’海の循環性‘’を取り戻す地球環境への挑戦、政治的には、我が国の精神文化を背景にした‘’常若(とこわか)文化主義‘’への政策転換を政府、関係機関へ要請するなど、大きく社会への情報発信の基盤ができました。
私たちは、米国に隷属化されたさまざまな仕組みから解放され、我が国の防衛と領土領民の安全と安心の確保と併せ、この危機迫るアジア太平洋諸国の共存と繁栄のために、道義心と正義感を取り戻し、まさに‘’レジリエンス‘’、各分野全般にわたり日本の日本たる「原点回帰」の年にしたいと念願するものであります。
 皆様のご壮健とご活躍を祈り、新年のご挨拶といたします。

令和五年(2023) 元旦

一般社団法人 地域企業連合会

会長 小早川 明德

→代表者挨拶 バックナンバー