社団法人福岡県中小企業経営者協会の改組改編を経て分蘖したAIE‐九州は、現在の県中経連合会と兄弟関係にある組織として、中経協創業の理念・思想・歴史を新生なった県中経協連合会共に受け継いで参ります。
AIE‐九州は、10年前の中経協創立30周年で、長期計画として内外に発表した事業のひとつ、「地域企業連合会」の設立の一環としての“九州組織”の起ちあげであります。
その目的は、新しい時代の到来にあって新しい公共を担う経済団体として、全国初の試みとなる、経済界産業界が担うべき「新しい社会的領域の新しい社会的責任(New frontier of social responsibility)の遂行を目的に特化した「志縁生命体」としての経済団体を目指していきたいと思います。
そして、このAIE‐九州が中経協から引き継ぐ産業界経済界、あるいは、地域社会の諸課題に対する事業化と組織化への挑戦は、中経協創立以来40年にわたり展開された中経協事業の、まさに、「社会的“存在”の生命線」であり「組織的“特性”」であります。
私達は、「分蘖」のシナジー効果を発揮し、「風を起そう‐企業へ地域へ、そして、国の未来へ」を念じつつ歩んで参ります。
二宮尊徳は、「窮民の救済は、人間の心と意欲の喚起から行わねばできない。」「一村を救い得る方法は、全国を救い得る。その原理は同じである。」と喝破しています。内村鑑三も私達に問いかけています。「私達は、この世に生まれ、この世に何を遺して逝くのか。」と。内村鑑三自身は、それは「事業」と「思想」であると指摘しています。「事業」の背景をたどれば「人」の存在があります。その人に光を当てれば、そこに「志」が浮き彫りにされます。その「志」は必ずその人の「思想」に裏打ちされているのです。ここに、改めてAIE‐九州のミッションを確認させて頂く思いがいたしました。
私達は、これらのミッションを一所懸命、全身全霊を傾注して果すべく、皆さま方のご指導とご支援を頂きながら歩んで参ります。すばらしいご縁を頂きました皆さまお一人ひとりのご理解を賜りたく宜しくお願い申し上げます。
平成二十六年二月十三日
地域企業連合会 九州連携機構
代表 小早川 明德
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